相談事例集
相談事例集③ 報酬の減額

報酬金額を合意したうえで動画を納品したのに、出来栄えに納得がいかないとして報酬の減額を要求された事案(動画編集・30代) ※他にもライター、デザイン、映像・カメラマンにも見られる事案

相談内容

ある会社から動画制作の依頼を受けました。動画の構成など十分な打ち合わせなどをしたうえ、報酬について15万円という金額を提示し、OKといわれたので仕事を受けることにしました。会社の代表に登場してもらい撮影を行い、動画を作成しました。
出来上がった動画を納品し、会社の代表に見てもらいましたが、この出来では5万円しか出せないと言われてしまいました。どうすればよいでしょうか?

回答内容

報酬を15万円とすることを合意したうえ、実際に動画の構成についてうちあわせを行ったうえ、動画を作成して納品をしていますので、相手の会社の言い分を受けなければならないということではありません。動画の出来上がりのイメージという数値化できない部分については、双方の認識のずれが生じた可能性があるので、これから取り直しをするかを含めて、粘り強く交渉した方がよいでしょう。

ポイント

単に報酬金額や動画の構成を合意するだけでなく、動画の内容の具体的イメージを事前に可能な限り打ち合わせしてすり合わせたり、作成途中でも仕掛品を見せて発注者のイメージに合っているか確認したりするなどして、最終成果物のイメージに当事者双方でなるべく齟齬がないようにしておくことが必要でしょう。
もっとも、どの程度まで、丁寧に対応するかという点については、報酬と打ち合わせや撮影にかける時間にもよりますので、その点を事前に打ち合わせておくとよいでしょう。

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